#100人Q&Aチャレンジ、始動!

Q15:経営を学ぶ方法について

気づけば経営を始めて8年が経ち、店舗展開にも挑戦しましたが、仕組み化が不十分だったため、黒字にもかかわらず事業を縮小せざるを得ませんでした。

自分の経営知識の浅さに悩みを感じています。簿記も高校で学んだきりで、現在はすべて税理士に頼っている状況です。

そこで、組織化やマネジメント力を身につけるために経営を本格的に学びたいと考えていますが、どのように勉強を進めればよいのか分からず、行き詰まっています。本を読んではいるものの、実際の経営にどう活かせばよいかも悩んでいます。

経営を学ぶには、やはり大学などで専門的に勉強するのが一般的なのでしょうか? それとも、セミナーや識学のような学習プログラムを活用するのがよいのでしょうか? 何かおすすめの学習方法があれば教えてください。

(ユウコ|専門サービス業(他に分類されないもの)|従業員5名以下|福岡県)

#100投稿チャレンジ #15/100

A15:回答

まず、8年間も経営して店舗展開までした時点で、無知とか言うのは間違いだね。実際にやって黒字にしてる時点で、教科書的な経営学よりもリアルな経営の経験値は高いよ。だから、今のフェーズで必要なのは「学ぶ」よりも「仕組み化して次のステージに進む」こと。

で、黒字なのに縮小する羽目になったってことは、オペレーションが属人的すぎるとか、拡大に耐えられる組織作りができてなかったとか、そこらへんが課題っぽいね。経営って「やること」が大事なんだけど、次のステージに行くには「自分がやらなくても回る仕組み」を作らないといけない。

どう勉強すればいいか?

大学で経営学を学んでも、今のあなたの課題解決には直結しない。アカデミックな知識より、実践的なノウハウを学んで、すぐ試せるものがいい。以下のアプローチをおすすめする。

  1. 財務の基礎は抑える(簿記2級レベルでOK)
    → 税理士に丸投げはダメ。最低限、PL(損益計算書)とBS(貸借対照表)の意味を理解する。
    → 簿記2級のテキストを流し読みして、YouTubeで解説動画を見れば十分。
  2. 仕組み化(マニュアル+オペレーション設計)
    → マクドナルドのように、誰でも同じレベルで運営できる仕組みを作る。
    → 『エッセンシャル思考』(グレッグ・マキューン)とか『ワーク・シフト』(リンダ・グラットン)を読む。
    「自分がいなくても回る仕組み」を作らない限り、ずっと現場に縛られる
  3. 経営者仲間を作る(学びより実践が早い)
    経営者コミュニティや実践的な勉強会に参加する。識学もいいけど、フランチャイズの仕組みを学べる場とか、実際にうまくいってる経営者から話を聞く方が早い。
    実際に自分と同じ規模のビジネスをやってる人と交流するのがベスト
  4. 実行ファースト(小さくテスト)
    → 本を読んだら「どう実行するか分からない」じゃなくて、まず1つ実践する。
    → 例えば「スタッフに全ての業務を3分で説明できる動画マニュアルを作る」とか、小さいことからやる。
    100%の仕組み化じゃなくて、まず60%でもいいからやってみる

おすすめの学び方(セミナーや識学について)

  • 識学 → 一定の効果はあるけど、理論だけで終わることも多いので「実行ありき」で使うべき。
  • セミナー → 玉石混交だけど「仕組み化」「フランチャイズ運営」「業務効率化」系はチェック。
  • 経営者コミュニティ → 経営者同士の情報交換の方がリアルで実践的な学びが多い。

結局、経営は「学ぶ」ものじゃなくて「やりながら修正していくもの」
今は「仕組み化」と「経営者のネットワーク作り」にフォーカスするといいよ。

要するに、
「どう学ぶか?」じゃなくて、「どう実行するか?」が重要ってこと。
「とりあえずマニュアル化できるものを1つ作る」みたいに、具体的なアクションを決めて動くのが最優先だね。

おまけ:

それぞれの本の概要を簡単に説明しますね。

『エッセンシャル思考』(グレッグ・マキューン)

この本は、「本当に重要なことだけに集中し、それ以外を削ぎ落とす」という考え方を提唱しています。

  • やるべきことを減らして、成果を最大化する
  • 「やらなくてもいいこと」を見極める
  • 意思決定の基準を「最も重要なこと」に絞る

特に、「なんでもやろうとすると結局中途半端になる」という問題に対して、「より少なく、しかしより良く」という視点で解決策を示してくれます。

『ワーク・シフト』(リンダ・グラットン)

この本は、未来の働き方がどう変わるかを予測し、個人がどのようにキャリアを築くべきかを解説しています。

  • グローバル化やテクノロジーの進化で仕事のあり方が変わる
  • 「単純労働」から「創造的な仕事」へシフトする必要がある
  • 組織に依存せず、自分で価値を生み出す働き方が重要になる

キーワードは「協力・創造・自己管理」。
今後の仕事環境がどのように変わるのかを知り、自分の働き方を考えるのに役立つ本です。

どちらも「仕事の効率を上げる」「未来の働き方を考える」テーマの本なので、ビジネスの方向性を整理したいときに役立つと思うよ!

コメント1:

おっしゃることが的確すぎて、本当に驚いています。

やはり私の一番の課題は「仕組み化」なんだと、改めて実感しました…。

実は最近、簿記を学ぼうと思い、スクールを見学したばかりでした。やはり簿記の知識は重要なんですね!アドバイス、ありがとうございます。

また、経営者仲間がいないことも、自分の弱みの一つだと感じました。

本当に的確なアドバイスをいただき、感謝しています!ありがとうございましたm(_ _)m

返信1:

そうそう、仕組み化さえできれば、黒字なのに縮小なんてことにはならない。むしろ、勝手に成長していくフェーズに入れるはず。

簿記については、ガチで資格取る必要はないけど、「数字を見て経営判断ができるレベル」にはしておくといいね。たとえば、PL(損益計算書)を見て、どこを削るべきか・伸ばすべきか即決できるか? ってレベル。これができるだけで、税理士まかせじゃなく、自分で戦略が立てられるようになる。

経営者仲間の作り方

ここも大事なポイント。孤独な経営だと視野が狭くなるし、突破口が見えづらくなる。だから、自分よりちょい先を行ってる経営者とつながるのがいい。

1. 経営者コミュニティ・勉強会に参加する

→ 例えば、商工会議所の若手経営者向けの会合とか、異業種交流会とかもあり。
→ フランチャイズ系の勉強会(仕組み化のプロが多い)も面白い。

2. XやFacebookの経営者グループを活用

→ 実は、SNSで経営者同士つながると、リアルな経営ノウハウが飛び交ってて学びがデカい。
→ 「#経営者」「#ビジネス」「#店舗経営」あたりで検索してみるといい。

3. 直接会いに行く(意外と大事)

→ 気になる経営者に「話を聞かせてください!」ってDMするのもアリ。
→ 飲食・小売系なら、成功してる店舗のオーナーにアポ取るのも勉強になる。

経営って、結局「環境」で決まる部分もある。だから、経営者仲間が増えるだけで成長スピードが上がるんだよね。

とりあえず、簿記の基礎+仕組み化の着手+経営者ネットワーク作りをやってみると、一気に次のフェーズに行けるはず。
「勉強しよう」じゃなくて「試しに動こう」って感じで、まずは小さく行動してみて!

また何かあったら気軽に聞いてね!

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モロフジオ

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はじめまして、モロフジオです。創業30年、4児の父。かつての僕も悩み、助けられたからこそ、今度は僕が力になりたい。あらゆる経営者の悩みをガチで解決するお手伝いをしていこうと思っています。気軽に質問くださいね!

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