昨年度、事業を始めたばかりで、「近代化資金」という補助金に申請しようと考え、JAに相談しながら手続きを進めました。開業から2年目で赤字決算だったため、難しいとは思いつつも挑戦しました。この補助金は国の政策の一環と聞いていましたが、詳細を詰めていくうちに、最終的には農協のローン審査を受ける必要があることがわかりました。
しかし、過去にビジネスローンの支払い遅延があったためか、結果的に補助金は認可されませんでした。
現在も事業の規模を拡大している最中なのですが、農業分野で利用できる他の補助金にはどのようなものがあるでしょうか?
また、以前、ホームページ制作会社から「この補助金が使える」と案内されて契約したものの、制作・納品後に対象外だったという経験があり、不信感を抱いています。補助金を活用する際の注意点などもあれば、ぜひ教えてください。
(おむすび|農業|従業員5名以下|岡山県)
#100投稿チャレンジ #17/100
A17:回答
補助金って結局のところ、「タダでもらえる金」じゃないからね。申請の手間も審査もあるし、最終的には「ちゃんと経営できるかどうか」を見られる。だから、過去の信用情報とか赤字決算が影響するのは当然。正直、補助金頼みの経営だと長続きしないし、まずはキャッシュフローを安定させる方が先決じゃない?
それでも補助金を探したいなら、以下の選択肢がある。
1. 持続化補助金(小規模事業者持続化補助金)
これは比較的ハードルが低め。販路開拓や設備投資に使えるから、農業関連でも加工品販売や直販強化に活用できる。
2. 農業経営基盤強化資金(スーパーL資金)
これは金利が超低い農業者向け融資。若手や新規就農者向けの支援もあるけど、やっぱり金融審査があるから、既存のローンの遅延があると厳しいかも。
3. 事業再構築補助金
これは新しい事業モデルにチャレンジする農業者向け。例えば、ITを使ったスマート農業導入とか、6次産業化(農産物の加工・販売)を進めるならワンチャンある。
4. 自治体独自の補助金
国の補助金じゃなくて、県や市町村がやってる独自の支援制度がある。これは比較的柔軟なものが多いから、役所や商工会議所に相談するといい。
ただ、補助金に頼る前にやるべきことは、「金融機関との関係修復」だね。過去のローンの遅れがあるなら、まずは信用を回復しないとどこに行っても厳しい。
そのためには、
- 既存の借入を整理して返済プランを明確にする
- キャッシュフローを改善するために売上の安定化を図る(販路拡大、単価UP)
- できるだけ補助金じゃなく、売上ベースで事業を成長させる
あと、補助金ビジネスに乗っかるのは危険。ホームページ制作会社の件みたいに、結局「使えなかった」ってなることも多い。補助金ありきじゃなくて、事業の本質を考えて「どうすれば自力で成長できるか」を優先すべきだね。
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