現在、石材業で独立する準備を進めています。結婚を機に義父の石材業に関わるようになり、これまで営業や売上管理を担当していましたが、財務や経理は未経験です。
昨年末、義父から「屋号を変えて独立する」ことを提案され、ほぼ既定路線として受け入れました。現在、3月1日の開業に向けて準備を進めているところです。
相談したいこと:
- 個人事業主として必要な準備(手続きや実務)
- 石材業の販路拡大や営業戦略の立て方
従業員1名と共にスタートする予定ですが、今後の事業運営に関して幅広くアドバイスをいただけると助かります!
(たけのこ|職別工事業(設備工事業を除く)|従業員5名以下|岐阜県)
#100投稿チャレンジ #16/100
A16:回答
なるほど、結婚を機に義父の石材業をやってて、そこから独立する形で3/1に開業ってわけね。半ばゴリ押しでってのがちょっと引っかかるけど、まぁ前向きに捉えて進めるしかないよね。とりあえず、個人事業主としての準備と営業戦略について、ざっくりアドバイスするよ。
1. 個人事業主としての準備
開業届の提出
→ 3/1に開業するなら、税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出するのを忘れずに。ついでに「青色申告承認申請書」も出しておくと、節税メリット(最大65万円控除)があるからおすすめ。
銀行口座の開設
→ プライベートと事業用のお金を分けるために、事業用口座を作るのが基本。個人事業主なら法人じゃなくても屋号付き口座が作れる銀行もあるから、調べてみるといい。
会計・経理の準備
→ 財務・経理の経験がないなら、クラウド会計ソフト(freee、マネーフォワード、弥生会計 など)を導入するのが楽。銀行口座やクレカと連携して、自動で記帳してくれるから手間が省ける。
税金・社会保険の管理
→ 個人事業主は 所得税・住民税・個人事業税・消費税(売上1,000万円超えたら)を自分で管理しないといけない。国民年金・国民健康保険 も個人負担になるから、ちゃんとシミュレーションしておくと安心。
資金繰りの確保
→ 手元の資金がどれくらいあるのか、当面の運転資金(最低3〜6ヶ月分)を確保できるかを確認。足りなければ、日本政策金融公庫の「新創業融資」や、自治体の小規模事業者向け融資を検討してみるのもアリ。
2. 石材業の販路拡大・営業戦略
石材業っていうと、墓石、建築用石材、モニュメント、外構(エクステリア)とか色々あるけど、どこに強みを持ってるかで戦略が変わる。
ターゲット市場を明確にする
→ BtoC(一般顧客向け) or BtoB(工務店・設計事務所・建設会社向け)どっちをメインにするか。BtoCならネット集客、BtoBなら関係性構築が鍵になる。
Web・SNS活用で認知度アップ
→ 今の時代、Webを使わないと戦えない。
- HP作成(業者に頼まなくても、WixやSTUDIOで安く作れる)
- Googleマイビジネス登録(地元で検索されたときに上位表示される)
- Instagram・TikTok活用(施工事例を投稿。墓石なら「終活」「供養」系の発信もアリ)
- YouTubeで職人技を見せる(「墓石の選び方」「石の種類と特徴」みたいな動画を出すと、信頼度UP)
異業種とのコラボ
→ 例えば、葬儀屋、仏壇屋、リフォーム業者、不動産業者と組んで相互紹介。業者同士のつながりで仕事が生まれることが多いから、営業をかける価値はある。
リピーター・紹介を増やす
→ 石材業は基本的にリピート率が低い業種だけど、「紹介」や「追加工事(墓誌追加、リフォーム)」で売上を伸ばせる。アフターフォローを手厚くすることで、次の仕事につながる。
競合との差別化
→ 「ただの石材屋」だと価格競争に巻き込まれる。例えば、
- デザイン性の高い墓石(オーダーメイド墓石、モダンデザイン)
- ペット墓・合同墓・樹木葬向け石材
- 石材を使ったオリジナル商品(テーブル、インテリア、オブジェ)
みたいに、特化した強みを打ち出せると強い。
3. 事業として成功させるために
数字に強くなる
→ 売上、利益率、固定費、損益分岐点を常に把握。感覚で経営するとすぐ赤字になる。
営業力を鍛える
→ 石材業は「待ち」の商売になりがちだけど、攻めの営業も必要。特に新規のBtoB開拓は、地道に足を使って人脈を広げるしかない。
スピード重視で動く
→ 準備に時間をかけすぎると、どんどん機会損失が増える。まずは動きながら改善するマインドでいくのが大事。
まとめ
開業前でバタバタしてると思うけど、「準備しながら動く」 ことが大事。事業って完璧な準備なんてないから、とにかくスタートして、問題が出たらその都度対処するくらいのノリでOK。
販路拡大は 「ネット活用+異業種コラボ+営業強化」 がカギ。競争の激しい業界だから、価格勝負じゃなく「選ばれる理由」を作るのが大事だね。
何か具体的な悩みや課題があれば、また聞いてね!
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