弊社のターゲットは、芸能事務所や配信者事務所といった業界の企業です。
現在の営業手法としては、企業の公式サイトにあるお問い合わせフォームから連絡をしたり、X(旧Twitter)のDMを送ったりしていますが、なかなか返信が得られません。
また、自社のHPにも営業連絡が来ることがありますが、興味を引かれた場合でない限り返信しないため、現状の営業手法がターゲットに刺さっていない可能性があると感じています。
そこで、ターゲットの関心を引き、より高い反応率を得るための営業戦略やアプローチ方法について、具体的なアドバイスがあれば教えていただけると助かります!
(フジイ|情報サービス業|従業員6〜10名|長崎県)
#100投稿チャレンジ #34/100
A34:回答
法人営業って結局、「相手にとってどれだけ価値があるか」 これを伝えられないと意味がないんだよね。今やってる 「お問い合わせフォーム」や「XのDM営業」 って、はっきり言って効果薄い。ほとんどの場合、スルーされる。なぜなら、送られてきた側が「なんか売り込まれてるな」と感じるから。
なので、アプローチをガラッと変えたほうがいい。以下、具体的な営業戦略を提案する。
1. まずは”売り込まない”アプローチをする
→ 相手にとって有益な情報を提供することから始める
芸能事務所や配信者事務所が抱える課題って何だと思う? 収益化・集客・マネタイズ・タレントのブランディング強化 などが重要テーマなはず。
営業メールを送るなら、単に「うちのサービス使いませんか?」じゃなくて、例えばこんな感じで送る。
(例)
件名: 「〇〇事務所さん向けの最新トレンド情報(無料レポート)」
本文:
「最近、配信者のマネタイズで〇〇の手法が注目されています。弊社で調査した最新のトレンドを無料レポートにまとめたので、もしご興味あればお送りします!」
(※ ここで問い合わせフォームやDMを送る)
→ これなら「売り込まれた!」ではなく「ちょっと気になるな」になる。
→ まずは「有益な情報をくれる人」として認識されるのが重要。
2. 直接「決裁者」にリーチする
→ 現場レベルでなく、決定権のある人に直接アプローチする。
芸能事務所や配信者事務所なら、社長や役員が「営業」の窓口になっていることが多い。
XのDMだと担当者レベルで埋もれる可能性大。じゃあどうするか?
▶︎ 具体的な方法
- LinkedInやFacebookを活用する(意外と決裁者がいる)
- セミナー・イベントで直接つながる(業界の展示会やカンファレンスに行く)
- 共通の知人を探して紹介してもらう(SNSでの相互フォロワーを活用)
- YouTubeやXで業界向けの有益な情報を発信し、自然と関係構築する
→ 決裁者に直接「あなたの課題を解決できますよ」と伝えられれば、一気に受注率が上がる。
3. すでに関係があるクライアントからの紹介を狙う
→ 「信頼できる第三者」経由の営業は強い。
芸能事務所や配信者事務所って、横のつながりが強い業界。
だから、既存のクライアントがいるなら、「紹介をお願いする」 のが最強の営業手法。
▶︎ 具体的なやり方
- 成功事例を作って、クライアントに「この事務所も興味あるかも」と思わせる。
- 紹介しやすいように「短い営業資料」や「実績データ」を用意する。
- 成功事例をSNSで発信し、他の事務所の目に入るようにする。
4. “権威性” を利用して信頼を獲得する
→ 「この会社は実績ある」と思わせることで、営業が刺さりやすくなる。
例えば、
- 有名な芸能事務所・配信者事務所とすでに取引があるなら、その名前を前面に出す。
- メディア掲載や業界イベントの登壇経験があるなら、それを営業資料に入れる。
- 業界向けのホワイトペーパーや無料レポートを作って配布する。
→ 権威性があると、相手は「ちゃんとした会社だ」と思って、返事が来やすくなる。
5. 広告を活用して「営業しなくても問い合わせが来る仕組み」を作る
→ インバウンドマーケティング(=相手から来てもらう)が理想。
- XやInstagramでターゲット向けの情報発信を継続する
- LP(ランディングページ)を作り、Web広告をかける(例:Google広告、X広告)
- YouTubeで業界向けの動画コンテンツを作る(配信者向けのノウハウを発信)
→ 「こっちから売り込む」のではなく、「相手から問い合わせが来る」状態を作るのが最強。
まとめ
今の「お問い合わせフォーム営業」や「XのDM営業」は、ほぼスルーされる可能性が高い。
だから、次のようなアプローチを試してみるといい。
- 「売り込まない」営業(無料レポート・情報提供)
- 決裁者に直接リーチする(SNS・イベント・紹介活用)
- 既存クライアントからの紹介を狙う
- 権威性を活用して信頼を得る(実績・メディア掲載)
- 広告やコンテンツマーケティングで「問い合わせが来る仕組み」を作る
結局、営業って 「押し売り」じゃなくて「価値提供」 のゲームなんだよね。
「これ、ウチにとって価値あるな」と思わせたら、向こうから連絡が来るようになるよ。
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