#100人Q&Aチャレンジ、始動!

Q30:法人向け引っ越し支援SaaSの収益向上施策についてご意見ください!

現在、法人向けに「企業の転勤などに伴う引っ越しに関わる契約手続きをSaaSで簡略化し、賃貸借契約をシステム内で一元管理できるサービス」を開発中です。このシステムでは、引っ越しに関するあらゆる手続きを代行することも可能になります。

そこで質問なのですが、このサービスはBtoB向けの営業が必要になりますが、「コスト削減」だけを訴求ポイントにするのでは競争が厳しいと感じています。そのため、導入することで企業の売上が向上する仕組みを構築したいと考えています。

たとえば、助成金や補助金の活用といったアイデアは思い浮かんでいるのですが、それ以外に「このシステムを導入することで企業の利益向上につながる仕組み」について、何か良いアイデアがあればぜひお聞かせいただきたいです!

どんな意見でも構いませんので、アドバイスをいただけると嬉しいです!よろしくお願いいたします。

(だいき|不動産賃貸業・管理業|従業員5名以下|北海道)

#100投稿チャレンジ #30/100

A30:回答

めちゃくちゃ面白いアイデアだけど、「売上が上がる仕組み」を作るのは簡単じゃないよね。特にSaaS系のBtoBサービスって、基本的にはコスト削減や業務効率化で価値を提供するものが多い。そこに「売上アップ」の要素を絡めるなら、少し視点を変える必要がある。

1. 転勤時の社員満足度向上 → 企業の採用力・定着率アップ

企業にとって優秀な人材の確保と定着は売上に直結する課題の一つ。
転勤や引っ越し時のストレスを減らすことで、社員の満足度が上がり、離職率が下がる。
さらに、企業の「福利厚生の充実」として打ち出せれば、採用活動の際に強いPRポイントになる。
結果的に、優秀な人材を確保できて業績向上につながる、というロジックを作れる。

2. 転勤に伴うデータを活用して不動産会社と連携 → 新しい収益モデル

引っ越し関連のデータって、実は不動産業界にとってめちゃくちゃ価値がある。
例えば、SaaS上で企業の転勤ニーズを分析し、提携する不動産会社に優先的に物件紹介のリードを提供する。
不動産会社から手数料を取るビジネスモデルを組み込めば、企業側は無料または格安でシステム導入が可能になる。
企業にとってはコスト負担ゼロで導入しやすく、結果として利用企業が増えて売上に直結する。

3. ESG・SDGs文脈で企業価値を高める → 株価・投資家評価向上

最近は、ESG(環境・社会・ガバナンス)経営の観点から、サステナブルな経営が求められている。
例えば、

  • ペーパーレス化による環境負荷軽減
  • 従業員の労働環境改善(引っ越し手続きの負担軽減)
  • 業務効率化による労働時間削減

こういう要素を前面に出して、上場企業や大手企業がESG評価を高めるためのツールとして活用できる仕組みにする。
結果として、企業価値が向上し、株価や投資家の評価にプラスに働く可能性がある。
(特にESG投資を意識するファンドなんかが興味を持つかも)

このあたりの視点を取り入れると、「単なるコスト削減ツール」ではなく、「企業の成長戦略に貢献するSaaS」としての価値を出せるはず。
とくに不動産会社との連携モデルは、収益の多角化につながるから本気で検討する価値があると思う。

どう?

コメント1:

ご回答いただき、誠にありがとうございます!

とても素晴らしい内容で、大変勉強になりました。

視点を変えて、別の角度から売上向上の施策を検討してみようと思います。

本当にありがとうございました!

返信1:

おお、そう言ってもらえると嬉しいね!
SaaSビジネスは「コスト削減」だけで戦うと価格競争に巻き込まれやすいから、企業の成長にどう貢献できるかを考えるのがめちゃくちゃ重要。

違う角度でのアイデア出し、ぜひやってみて!
また何かあれば気軽に聞いてね。応援してるよ!

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モロフジオ

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