Q42：今年から法人化したことで、資金面の不安を感じています。

法人化おめでとう。でも、不安になるのも当然だよ。特に資金繰りは経営者にとって一番のプレッシャーだからね。

まず、法人化したことでキャッシュフローの管理がよりシビアになったはず。個人事業の感覚でやってると「気づいたら資金ショート」みたいなことが起こる。だから、まずは資金繰りの見える化を徹底しよう。最低でも3ヶ月先のキャッシュフロー予測を作る。

それと、「資金が減っていること」に不安を感じているみたいだけど、投資なのか浪費なのかを冷静に判断する必要がある。ただの赤字なら問題だけど、将来の売上につながる投資なら問題ない。

あと、経営に向いてるかどうか悩んでるみたいだけど、そんなの誰も最初から分からないよ。結局、試行錯誤しながら改善していくしかない。経営者の仕事は「今のやり方でダメなら、どうやったらうまくいくかを考えて実行すること」だから。

今すぐやるべきことは、以下の3つかな：

1. キャッシュフロー管理の強化：資金繰り表を作って、未来の資金の流れを把握する。
2. 売上アップの施策を考える：価格戦略、営業強化、商品・サービスの改善など、どこを伸ばせるか考える。
3. メンタルケア：経営はメンタル勝負でもある。悩むのは当然だけど、行動を止めると詰むから、冷静に動き続けることが大事。

「経営に向いてない」とか「やめた方がいいかも」と思うのは、経営者なら誰でも一度は通る道。むしろ、それを乗り越えられるかどうかが経営者としての成長の分かれ道だよ。とにかく、動こう。

そして、言いたいのは 「経営に向いてないんじゃないか？」って悩んでるようだけど、8年間も個人事業を続けてきたんだから、それだけで「経営の才能がない」ってことはあり得ないよ。むしろ、8年もやってこれたなら相当な実力があるはず。単に「法人化したことで資金繰りのルールが変わった」だけで、それにまだ慣れてないだけだと思う。

じゃあ、どうすればいいのか？

1. 資金繰りの「見える化」を徹底する

→ 毎月、何にどれくらいお金が出て、どこから入ってくるかを細かく把握する。税理士に丸投げじゃなく、自分でも最低限のキャッシュフローを理解しよう。数字を見ないと不安だけが増す。

2. 経費をできる限り削減する

→ 毎月、手元資金が減っているということは経常赤字の可能性が高い。まずは 「今すぐ削れるコストはないか？」 を洗い出そう。

• 役員報酬（自分の生活費）をギリギリまで調整（短期的に耐えられる範囲で）
• 通信費や交際費、サブスク系の見直し（固定費は特に注意）
• オフィスや倉庫があるなら、縮小や移転も検討

3. 既存取引先にリピートや固定取引の交渉をする

→ すでに取引がある既存の取引先に、リピートや固定取引につながるような提案し交渉することで、固定収益を確保する。

4. 売上を伸ばす施策を考える

→ 経費削減ばかり考えると、どんどんジリ貧になる。どうやって売上を増やせるかも同時に考えよう。法人化したなら、個人事業のときよりも信用がついてるはず。それを活かせる取引先や新規顧客を探してみるのもアリ。

5. 金融公庫への返済計画を再確認する

→ 借入が経営を圧迫しているなら、「借換」や「リスケ」 も選択肢に入れる。

• 借換で毎月の返済額を下げる（長期ローンに組み替え）
• 公庫や銀行に相談して、返済の一時猶予をもらえないか交渉

※公庫は「事業を続けて返済してもらう」ことを重視するから、状況を正直に伝えてみる価値はある。

6. メンタルの安定を意識する

→ 経営者がメンタルを病んだら、どんどん悪循環にハマって、それこそ本当に事業が終わる。もっと気楽でいよう。
・ 厳しいときこそ感情じゃなく「数字」を見て考える（キャッシュフローを毎日チェックすると冷静になれる）
・ 「最悪のシナリオ」を想定し、対策を練ると気持ちが楽になる（やばい時のプランBを考えておく）
・ 孤独にならないように、経営者仲間と情報交換する（意外と同じ悩みを持ってる人は多い）

正直、法人化したばかりなら最初はしんどいのが当たり前。でも、それを乗り越えたら成長のフェーズに入れる。せっかく8年も続けてきたんだから、ここで辞めるのはもったいないよ。

「このまま続けるべきか」って言ってるけど、閉業したところで個人保証している多額の借金返済が残るだけ。法人の借金を個人で返すのはますます苦しくなる。だから、答えは「続ける」しかない。続けながら、やり方を改善していけばいい。 もし具体的な課題があるなら、そこをもっと細かく教えてくれたらアドバイスできるよ。

とにかくメンタルやられないように、深刻になりすぎないように落ち着いて、頑張りすぎないようにがんばろう。