現在、既に老人ホームと障害福祉の事業を運営しています。
少子高齢化の影響で利用者は増加傾向にありますが、大阪では老人ホーム紹介会社が多く、病院やケアマネジャー、地域包括支援センターへの営業を行っても、タイミングによっては入居者を確保するのが難しい状況です。また、最近では大手企業が介護業界に参入し、安定した給与を提供するため、職員も大手に流れる傾向があります。
一方で、障害者の数も増加しており、障害グループホームの運営には介護士の資格が必須ではないため、採用面での競争はまだ介護業界ほど激しくありません。ある政治家は介護士の給与を大幅に引き上げる仕組みを検討しているとも言われていますが、今後の事業展開を考えた場合、老人ホームと障害グループホームのどちらに注力すべきでしょうか?
ご意見をいただけると助かります。
(ヤマト|医療業|従業員11〜20名|大阪府)
#100投稿チャレンジ #45/100
A45:回答
結論から言うと、今の状況なら障害グループホーム(GH)にシフトするのが合理的だね。
理由を整理すると、
老人ホームは競争が激化
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- 施設は増えているが、利用者獲得が難しくなっている。
- 病院やケアマネ、紹介会社の影響力が強く、営業効率が悪い。
- 職員の確保も難しく、大手に流れる傾向。
障害グループホームの市場は拡大中
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- 少子高齢化だけでなく、精神・知的障害のある人も増えている。
- 施設の供給がまだ追いついていない地域も多く、需要は高い。
- 介護施設と比べると、資格不要で人材確保しやすい。
収益構造が安定
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- 障害福祉サービスは国の支援が手厚く、報酬改定の影響を受けにくい。
- 老人ホームのような「入居者の身体状態の変化による収益変動」が少ない。
- 利用者は長期的に安定して確保しやすい。
人材確保がしやすい
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- 介護業界は人材不足だが、障害GHなら介護資格がなくても働けるため、採用のハードルが低い。
- 特に、福祉に関心のある若い人や、未経験者も採用しやすい。
将来的な政策も追い風
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- 介護士の給料倍増は理想論で、実現までに時間がかかる可能性大。
- 一方で、障害者支援の流れは確実に強まっており、補助金などの制度も比較的安定している。
もちろん、地域の状況にもよるけど、今の介護業界の流れを考えると、障害GHを拡大する方が戦略的に賢い選択だと思う。
むしろ、今のタイミングでしっかり基盤を作っておけば、競争が激しくなる前にシェアを取れる可能性もあるね。
すでに介護事業をやってるなら、そのノウハウを活かして、障害GHにスムーズに転換・拡大できるはず。早めに動くのがカギだね。
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